2021年7月23日

畠中恵 『しゃばけ』 新潮社 2001年発行

~他人と本当に理解し合うことは難しい~

 恐らく、全教員の中で最も読みやすく、もっとも「ゆるい」本を紹介していると思う。しゃばけは、妖怪と会話ができる病弱な若旦那と妖怪とが織りなす人情物語である。
 この本の見どころは、妖怪と対峙した際にみせる若旦那の関わり方である。臨床でこんなことが「あるある」と思いながら読んでしまうのは、私が作業療法士である性であろうか。カウンセリングに興味がある方が読んでもおもしろいかも知れない。         

(リハビリテーション学部 藤田高史)