2021年8月

佐野眞一 『渋沢家三代』 文藝春秋 1998年発行

~「事業は国利民福を目標としなければならない」(本書90頁)~

 本書には「財なき財閥」と呼ばれた渋沢家三代(渋沢栄一氏、篤二氏、敬三氏)の約百二十年にわたる歴史が記されています。「事業経営」に対する渋沢、岩崎両氏の考え方の違い、そして死闘・・・。同時代の著名人やその一族に関する記述も多く、渋沢家の人々の人間的な魅力に触れることができるのはもちろん、幕末から昭和までの日本を知ることができる一冊です。

(経営学部 杉浦優子)