吉野源三郎 『君たちはどう生きるか』 岩波文庫 1982年発行

 中学生の主人公コペル君のありふれた体験が、親戚のおじさんの手記という形でわかりやすい社会認識論へと展開されていく。心温まるエピソード溢れる、歴史的名著である。コペルという名の由来にも注目したい。
 数年前に単行本化、漫画化され、書店で平積みとなったことで脚光を浴びた。「自分づくりゼミ」の授業で、無人島に持っていきたい一冊として紹介したこともある。
 コペル君とは教員になってすぐ出会って以来、長い付き合いになった。 

(経営学部 小島伸之)