2013年11月

学生が取り組む@星城プロジェクト #3【@マップ】

こんにちは。経営学部IT経営コースの野村淳一です。
今回も引き続き、私のゼミ生たちが取り組んでいる
@星城プロジェクトについて紹介します。

@星城プロジェクトは、
さまざまなデジタル技術やデータ分析手法を活用して、
身近な「あっ!便利」「あっ!楽しい」を
実現する学生主体のプロジェクトです。
現在3、4年のゼミ生が、
合計5つのプロジェクトに取り組んでいます。

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今回は、プロジェクト#3【@Java】について、詳しく説明します。
#3【@Java】は、
東海商業高校の3年生科目「課題研究」の講座
「高大連携によるJavaプログラミング入門」に講師として教壇に立ち、
Javaのゲームプログラミングを教えるプロジェクトです。
4年生が中心となって、2012年から継続して活動しています。

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高校生にとっては、初めて学ぶプログラミング言語であるため、
「よりわかりやすく、より楽しく」をモットーに、
学生が作成したオリジナルテキストを配布して、
週1回年間を通して活動しています。

このような大学生が講師役となって1年間継続して行う講座は、
全国的に見ても極めて珍しいものです。
高校生と大学生が共に学び合う場となっているほか、
高校の先生方にとっても2014年度から高校に導入される
Java言語の指導方法研究の機会となっています。

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また、講師役となった学生たちは、
高校生との学習交流を通じて、
プログラミングのスキルやコミュニケーション能力を高め、
希望する業界への就職を決めることができました。

留学で自分をつくり、友達もつくりましょう

こんにちは。
経営学部の加藤知子です。

ずっと前の話なのですが、英国で三年間生活する機会を得ました。
最初の一年は修士課程の学生として、
後の二年は英国の大学での日本語教師として過ごしました。

学生時代は寮で生活しました。
隣の部屋にいたカナダ人留学生と仲良くなりました。
既に20年以上が経っていますが、今でも友達です。
七年前、わたしの母が亡くなったことを伝えたら、
すぐに、白熊のぬいぐるみを送ってくれました。
写真を見てください。

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感激しました。
海を越えての友情が存在することは素晴らしいですよね。

しかしながら、大変なこともあります。
留学する前に母が、
「留学なんて、もし戦争になったらどうするの」と言いました。
わたしは、「戦争なんて起こるわけない」と思いました。

ところが、英国滞在中に湾岸戦争が勃発、英国も参戦することになり、
わたしは突然、戦争当事国で暮らすことになってしまいました。

戦争が始まったら、大学は休講・・・でしょうか?
いえ、大学の授業はあったんですよ!
その他、市民生活も通常どおり営まれました。
それでも、大学では戦争の話でもちきりでした。

そのような中、ある学生はとても落ち着いて勉強していました。
「なぜ、あなたはそんなに落ち着いていられるの、
戦争が始まったのに」と、聞いてみました。

その学生は、「戦争はいつか終わる。
その時に国を作っていくのは僕たちなんだ。
だから今こそ、勉強しなければならないんだ」と答えました。
彼の言葉は、わたしの財産の一つです。

若い皆さん、若い時にこそ、勉強して自分をつくりましょう!
その自分づくりの場を海外にも求めてみるというのはいかがでしょうか。
厳しいこともありますが、きっと人生の糧になりますよ。

政治家と経営者について考えること

私は星城大学唯一の台湾籍教員で盧聰明と申します。
日本に来てからはやいもので、すでに30年以上経ちました。
今日は、日頃の在日生活で感じた政治と経営の関連について
話したいと思います。

「政治」のことを広辞苑で調べると、
「権力・政策・支配・自治に関わる現象であり、
主として国家の統治作用を指すが、
それ以外の社会集団及び集団間にもこの概念は適用できる。」
と書いてあります。
また、それにたずさわる人を「政治家」と呼んでいます。

これに似たような言葉で、「政客」があります。
日本では政治家の同意語として使われますが、
台湾では政治家と政客は二つの異なる概念として使われています。

19世紀に生まれたアメリカの神学者ジェームズ・クラーク牧師の古い名言
「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える」
の中で言われている政治屋が台湾の政客に当たります。
外国では、両方のタイプの政治家が存在しますが、
日本の場合は、政治にたずさわるほとんどすべての人を
政治家と呼んでいます。
しかし、日本の政治家も人気集めの政策立案や
「選挙に勝てない」ことを言い訳に、
政策を変更したりする現状を見ると、
実は政治屋かと思わざるをえません。

企業の経営者についても同じことが言えます。
私は経営者の中にも一般に言われている「経営者」の他に、
企業や社会の長期的な利益を追求する「企業家」という
二つのタイプの経営者がいると考えています。
すべての経営の結果を目先の業績に求めることは、
結局、政治家にとっての選挙と同じ物差しで運営することに過ぎません。
同じ経営者と呼ばれても企業家ではなく、
ごく普通の一業者に過ぎません。

最近、話題の、
一連の名門ホテル・レストランや百貨店の虚偽表示事件から、
業界が抱える構造的な問題の根深さの他に、
目先の利益を追求した経営者の倫理観の欠如に思いをはせることができます。
C.I.バーナード(1938)の名著『経営者の役割』で指摘された
「最高経営者の機能は科学よりは芸術、
そして理論よりは倫理に関することがらだ」ということは、
今の経営者にとって再考すべき課題だと思われます。

写真(著者撮影)の説明:
台湾は日本と同じく民主国家の体制を目指しており、
選挙時期となると、祭りのようなもので国民の生活の一部にもなっています。

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学生が取り組む@星城プロジェクト #2【@ゲーム】

こんにちは。経営学部IT経営コースの野村淳一です。
前回に引き続き、
私のゼミ生たちが取り組んでいる@星城プロジェクトについて紹介します。

@星城プロジェクトは、
さまざまなデジタル技術やデータ分析手法を活用して、
身近な「あっ!便利」「あっ!楽しい」を実現する
学生主体のプロジェクトです。
現在3、4年のゼミ生が、合計5つのプロジェクトに取り組んでいます。

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今回は、プロジェクト#2【@ゲーム】について、詳しく説明します。
#2【@ゲーム】は、星城大学の敷地内を舞台にした
キャンパスツアーゲーム・プロジェクトです。
4年生が卒業研究論文の一環として、
この夏のオープンキャンパスで企画・運営を行いました。

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このキャンパスツアーでは、
学内の数ヶ所にQRコードが設置されており、
スマートフォンや携帯電話からコードを読み取ることで、
教員からのメッセージや講義の様子などが流れる仕組みになっています。
また、QRコード設置場所に併置されたスタンプを集めるスタンプラリーも楽しめます。

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スタンプラリーに代表されるゲームの仕組みを使って、
サービスやビジネスに人々の関心を集め、
継続的に活用してもらう手法を「ゲーミフィケーション」といいます。
ゲーミフィケーションは、2010年頃から世界的に急速に注目を集めており、
2014年には世界トップ2000企業のうち70%以上が
ビジネス手法として取り入れるとする調査結果も報告されています。

このキャンパスツアーを企画した学生たちは、
ゲーミフィケーションの研究を卒業論文のテーマとしており、
書籍による理論や先行研究の調査だけでなく、
実践を通してゲームのデザインや運用面の検討を進めています。

社会貢献論の授業から

医療マネジメントコース准教授の田中英子です。
私は40年ほど医療の現場にいて、救急部、手術部、ICUが専門でした。
今は、ある時は教員、ある時は看護師です。

さて、みなさん、「赤ちゃんポスト」ってご存知ですか。
社会貢献論の講義(前期)で
「子どもの貧困・支援」
「すべての母親が幸せに赤ちゃんを産むわけではない」
という関連で取り上げました。

赤ちゃんポストはドイツが最初で、
非常時の女性・母子救済プロジェクトとして開始され、
現在ではドイツ全土で99ヵ所、
ドイツ語圏のスイスやオーストリアでも数か所設置されています。

日本での「赤ちゃんポスト」は、
2006年~2007年に大きくメディアで取り上げられ、
議論の末、運営が開始されました。
日本で唯一の設置は熊本県の慈恵病院の"こうのとりのゆりかご"です。
ここの赤ちゃんポスト利用は、
昨年までの6年間で累計92人です(92の命が救済された)。
下の写真は熊本の慈恵病院のホームページから。

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(この赤ちゃんは人形です)

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講義後、学生にレポートを提出してもらいました。
1.赤ちゃんポストの設置や考え方に"賛成"か"反対"か
2.その理由(根拠)は? についてです。

その結果、赤ちゃんポスト設置に賛成は75%、反対は23%、
どちらとも言えないが2%でした。
ほとんどの学生が、人道的な考えと命の大切さを語っており、
とても嬉しくなりました。