2014年1月

片麻痺患者さんの調理体験及び学年間交流

こんにちは、作業療法学専攻の坂井一也です。

2013年12月6日、25日、2014年1月8日のブログでも紹介されていますが、
星城大学リハビリテーション学部には「アドバイザーミーティング制度」があります。
「上級生と下級生」「学生と教員」がそれぞれ親睦を深め、お互いを理解し合い、
講義、試験、実習、学生生活などを相談し合う場です。

shashin1.jpgshashin2.jpg今回は、2年生が1年生に自助具を活用した片麻痺患者さんへの調理指導の方法を伝授しました。
自助具の使用体験も重要ですが、それ以上に
これらの活動を通して学年間の情報交換が有意義だったみたいです。
1年生は2年生に定期試験の情報を、
2年生は3年生にOSCE(客観的臨床能力試験)の情報を聞いたり、
勉強の仕方、アルバイトのことなどを聞いたりしていました。
また、教員(私)にも試験対策や臨床実習のことを聞いてきました。

shashin3.jpg最後には、調理したカレーを皆で食べながら、有意義な春休みを迎えるために、
後期定期試験を頑張ることを確認して活動を終えました。

shashin4.jpgこのような制度(活動)を通じて、星城大学は
チーム医療の一員として活躍できる作業療法士を養成しています。

人体はすごい!

こんにちは。解剖学を担当している久保金弥です。

17世紀に顕微鏡が発明されたことにより、
人間の目では確認できない
ミクロの世界が次々に解き明かされてきました。
1665年イギリスのフックという科学者がコルクを観察して
たくさんの小さな部屋のようなものがあるのを見つけ、
それを細胞(cell)と名付けました。
全ての生物は細胞からできています。
生物のからだが大きくなるのは細胞が大きくなるのではなく
細胞の数が増加するからです。

それでは、質問です。
「人間はいったいいくつの細胞からできていると思われますか?」

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正解:約60兆個

人間の体は約200~300種類、
約60兆個の細胞からできあがっているといわれています。
細胞の大きさは多くの細胞では10~30μmですが、
最も大きいものが卵子で約200μm、
最も小さいものは精子で約2.5μmといわれています。
特別なものとして、
人のお尻から太ももの裏に通っている坐骨神経は人体の中で最も太く、
坐骨神経細胞は約1mの長さにも達します。
これらの細胞のうち、早いものは数日で、
遅いものでも約1年で新しい細胞と入れ替わるといわれています。
しかし、脳などにある神経細胞は
入れ替わることがなく老化によって減少していきます。

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本学1学年の解剖学実習では顕微鏡を用いて、
骨、脊髄、脳などをミクロの世界で観察して、
その構造を学びます。
解剖学実習では人体の構造を
マクロ(人間の目で確認できる世界)、
ミクロ(人間の目では確認できない世界)の両面で理解していきます。

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認知症の人と作業療法

こんにちは。作業療法学専攻の竹田徳則です。

私は老年期障害と介護予防に関連する作業療法を専門としています。
今回は、老年期障害の認知症と作業療法について説明します。

日本の認知症の人は、
2012年には約305万人、2020年には410万人に増加すると推計されています。
これよりも多いという推計もあります。

認知症では、時間経過とともに多くの人で記憶の低下が進みます。
記憶を内容で分類すると、
生まれてから現在に至るまでに起こった出来事に関するエピソード記憶、
野菜や動物の名前など物事の共通認識としての意味記憶、
体で覚えている技能や技術の手続き記憶に大別されます。

3つのうちで、認知症で最も低下の遅いものが手続き記憶です。
手続き記憶の一例として、
平成25年12月24日の作業療法学専攻のブログに掲載した「わらじ」作りがあります。

写真は認知症の人が作られた「わらじ」です。
男性の作者は「うまく作れなくなった」と話されました。
それに対してあなたならどのような言葉をかけますか。
私は「世界に二つとない芸術作品ですね」とさりげなく対応しました。

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認知症の人の作業療法では、
「できなくなった」ことを「できるようにする」のが主ではなく、
今「できる」ことや「行える」作業活動を用いるのが特徴です。
これにより認知症の人に自分にも「できる」という実感を持ってもらいます。

作業療法士は、
作業活動の場を共有し、その場の雰囲気やその人の感情を共有します。
また、活動中にその種目にまつわる思い出を話し始める人の話に耳を傾け、
認知症の人の喜びやその人が自己存在感を感じる機会を提供します。

このように認知症になっても、
豊かな生活を送ることができるように支援するのが、
作業療法士の役割です。
高齢社会の日本では、
多くの高齢者施設で作業療法士の活躍が期待されています。

『クリスマスフェスティバル』のボランティア

生理学担当の渡邊和子です。
リハビリテーション学部にはアドバイザーミーティングという
活動があります。
この活動は、1〜4年生の数名ずつがグループを組み、
皆で集まってちょっとした活動を行う中で、
学生間(同級生-同級生、先輩-後輩)や
学生と教員間での相談・援助などの相互支援を行うものです。
私はOT専攻学生グループの一員です。
私たちのグループは、
12月8日に名古屋市障害者スポーツセンターで行われた
『クリスマスフェスティバル』のボランティアに出かけました。
今年の担当はクリスマスツリーの飾り付けです(写真)。

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午後からは屋台,受け付け、折り紙ブース、餅つきなどのお手伝いを担当しました。
様々な障がいのある方々がとても良い笑顔で楽しい一時を過ごしておられました。
学生達は新たな出会いで世界がちょっと拡がったようでした。