2014年7月

作業療法1年生では、ランチョンミーテングを行っています

こんにちは。作業療法学専攻教員の今井です。


みなさんは、ランチョンミーティングをご存知ですか。
ランチョンミーティングとは、昼食をとりながら話し合い、
議論することをいい、時間の有効活用や情報共有、
相互理解を目的として主に企業を中心に行われています。
最近では、日本の大学でも導入され始めているようです。
 

今年度、作業療法学専攻1年次では、教員と学生、学生同士のコミュニケーションを促し、
お互いの理解を深めるために、このランチョンミーティングを取り入れました。

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上の写真は、実際のランチョンミーティングの様子です。

リラックスした雰囲気のなか、普段の学校生活や趣味、
学習などについて語り合う場となっています。


現代社会は、インターネットの発達や携帯電話の普及により、
世界の様々な人たちや友人といつでも簡単に交流することができます。
それは、素晴らしいことですが、
その反面、お互いを深く理解し合い、
感情を通わせ合うために必要となる、
顔と顔を合わせたコミュニケーションの時間は、
減ってしまったのではないでしょうか。


コミュニケーションには、言葉によるバーバルコミュニケーション
(言語的コミュニケーション)と、
表情・声・仕草・目線などの言葉によらないノンバーバルコミュニケーション
(非言語的コミュニケーション)の二種類があり、
ある研究では、感情などの情報の共有に必要なそれぞれ割合について、
非言語的コミュニケーション93%、言語的コミュニケーション7%といわれています。


同じ専攻に所属しているクラスメイトは、
学校生活や卒業後においてお互いに助け合い、刺激し高め合う特別な仲間です。

大学では、お互いの理解を深めるために必要な場所や時間といった環境を整えることで、
仲間づくりをサポートしたいと考えています。

星城大学は、「豊かな人間性をもつ作業療法士の育成」を目指していきます。

世界の作業療法士事情

こんにちは。作業療法学専攻の古澤麻衣です。


世界作業療法士連盟大会(World Federation of Occupational Therapists;WFOT)
への参加の感動と興奮が冷めやらぬまま,7月に入ってしまいました。
今回は7月2日(水)の冨山先生のブログに引き続き,
国際学会で学んだ世界の作業療法士事情をお伝えします。


私は,学会開催前に行なわれたプレコングレスプログラムの
Education Dayに参加しました。
そこには,各国の作業療法士約200名が集結しました。
午前中は講演と討論が行われ,
午後からは11グループに分かれてセッションを行いました。
私はシンガポールの作業療法士がグループリーダーを務める
「Supervision of Beginning Practitioner Competencies
~OT初心者のコンピテンシーのスーパービジョン~」
をテーマとした小グループセッションに参加しました。

そのセッションには,シンガポール以外に中国,
南アフリカ,日本からの参加者が集まりました。
セッションの内容は各国の新人教育状況を紹介し合うものであり,
各国の作業療法士事情について,学んだことをお伝えします。

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シンガポールの作業療法士は600人と少ないです。
WFOTが発表した2011年のデータによると,
世界の作業療法士数は図のように,
アメリカが1位で10万人を超えており,
日本は2位(2014年に7万人超え),
次いで3位がドイツです。
シンガポールの作業療法士は日本のおよそ100分の1です。
シンガポールでは作業療法士養成校を卒業して1年目は仮免許状態であり,
決められた項目に沿って,
スーパーバイザー(SV)から1日4時間の指導を1年間受けます。
SV1人当たり2人の新人を指導することができ,手当もあるようです。
経験年数と共に指導できる新人を増やすことができるため,
新人指導を専門とし,生計を立てているSVもいるそうです。
もし,日本で作業療法免許を取得し,シンガポールで働きたい場合は,
仮免許状態で2年間の指導を受けます。
シンガポールの語学や文化を学んで,
晴れて作業療法士として活躍できるそうです。

中国では,作業療法士がいないそうです。
リハビリテーションセラピストとして,
理学療法と作業療法を分けることなく働くようです。
南アフリカはシンガポールと同様で,
養成校を卒業して1年間は研修があるそうです。
日本でいう,医者の研修制度のようなものらしいです。

南アフリカの作業療法士は3,651人とまだまだ少なく,
広大な土地に対し,7校しか養成校がありません。
医療も発展していない地方から学びに来て,
卒業後はそれぞれの出身地に帰って作業療法士として働くため,
卒後教育が難しいそうです。


次回,第17回世界作業療法士連盟大会は
4年後に南アフリカで開催されます。
私は、さまざまな国の作業療法士と意見交換ができるように,
語学力を高めて参加したいと思います。

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作業療法の世界大会に参加,発表してきました

こんにちは.作業療法学専攻教員の冨山です.


最近みなさんは,サッカーワールドカップのために寝不足ではないでしょうか?
4年に1度,この時期はサッカー一色になりますよね.

実は,作業療法にも4年に1度の世界大会があります.
今回行われた学会は,第16回世界作業療法士連盟大会で,4年に1度開催される学術大会です.
今回は横浜市で開催され,約6400人,70カ国以上の人が参加し大変盛り上がりました.
また,学術大会に先駆け17日に行われた開会式には,天皇皇后両陛下もご臨席されました.


今回は各国の作業療法士が集まる国際学会で,色んな国の作業療法士を目にすることができました.
また,日本とは異なる取り組みや日本と同じ課題を抱えていることなど,
普段感じることのできない海外の作業療法事情を少し垣間見ることができました.

私は,「Comparison of physical performance in older adults with good cognitive function
and declined cognitive function(認知機能の違いによる運動パフォーマンスの比較)」
という演題で発表しました.
内容は,高齢者の認知機能の違いにより身体機能に違いがあるかどうかを調査した研究です.

この学会では,作業療法学専攻の専門教員10名全員が研究発表を行いました.
これは,星城大学が教育のみならず研究にも力を入れている証だと思っています.

星城大学はこれからも,「研究力のある作業療法士の育成」を目指していきます.

※下記に発表者の一覧を記載します.

<発表者>
◆教員
 竹田 徳則教授「Engagement in hobbies and interests by community-dwelling older people with depression:JAGES large-scale cross-sectional analysis(うつ状態にある地域在住高齢者の趣味活動−JAGES大規模横断分析)」
 坂井 一也教授「An effective group occupational therapy program for depression―Through the development of a program used for both patients with addictions andmood disorder―(うつ病に対する集団作業療法プログラムの在り方)」
 藤田 高史准教授「Use of a living conditions survey in a preventative care class in A city(A市介護予防教室参加者の生活状況実態調査)」
 飯塚 照史講師「Occupational therapy approaches for bi-lateral metacarpal hands:A cace report of a patient who returned to work through a treatment plan developed based on the patient's desires(両側metacarpal handに対する作業療法)」
 大浦 智子講師「Differences between users and providers in regard to awareness and understanding the content and subjective effects of home-visit rehabilitation(訪問リハビリテーションの内容・主観的効果に対する在宅要介護高齢者の自覚と提供者の認識の相違)」
 冨山 直輝講師「Comparison of physical performance in older adults with good cognitive function and declined cognitive function(認知機能の違いによる運動パフォーマンスの比較)」
 木村 大介助教「Evaluation of the Facilitative Factors for the Prevention of Cognitive Decline in a Preventive Intervention for Dementia(介護予防の一次予防事業参加者における認知機能低下の予測要因の検討)」
 林 浩之助教「Impact of limited range of motion of the finger metacarpophalangeal joints on hand function(手機能における中手指節間関節の可動域制限の影響)」
 今井 あい子助手「Motor and psychosocial tendencies in elderly women receiving primary preventive services(一次予防事業参加女性高齢者の運動器関連と心理社会面の傾向)」
 古澤 麻衣助手「Study of the social activities and social networks of care prevention project participants(二次予防事業参加者のソーシャルネットワークと社会活動調査)」

◆卒業生
稲垣 利洋(5期生)「True car training with the remodeling car of the severe right hemiplegia patient whom significant higher brain dysfunction is not seen in(著明な高次脳機能障害がみられない重度右片麻痺患者の改造車による実車訓練)
備前 宏紀(6期生)「Factors influencing toileting ability among acute stroke patients(急性期脳卒中患者における転帰時排泄動作に影響を及ぼす因子の検討)
中村 守吾(7期生)「Ball Rolling Exercise Improves Finger Dexterity and Chopstick Operability of the Non-Dominant Hand in Healthy Young Adults(ボールローリングエクササイズは健常若年者における非利き手の手指巧緻性と箸操作を改善する)」


写真の1枚目は,作業療法学専攻の坂井一也教授,
2枚目は作業療法学専攻教員の飯塚照史講師の発表風景です.

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