「教養」って、何?(その3)

こんにちは!
この春から星城大学で教員をさせて頂いている岸貴介です。
教養科目の教員として、リハビリテーション学部1年生の必修科目「文化教養ゼミ」などを担当しています。


さて、「教養」って何?(その3)です。

まだモヤモヤ感が残っているこういう時は、
ここで終わらずに、更につっこんで調べてみましょう。


例えば、今の場合は、もともとの言葉(今の場合だと「culture」・「Bildung」)に
戻ってみるのが手です。
変質する前の、もともとの意味がつかめることが多いからです。
手元の辞書(『フレッシュジーニアス英和辞典』『ジュネス仏和辞典』『マイスター独和辞典』)
にある内容をいろいろ整理した上で示すと次の通りです。

culture(原義は「耕されたところ」):
①文化・精神文明、②教養・修養、③耕作・栽培


culture(原義は「耕作」「栽培」、転じて「教養」「文化」):
①耕作、②栽培、③培養、④育成、⑤教養、⑥文化。


Bildung:①教養・育成、②形成、③形成物
(↑これは「bilden(作る・形成する)」という動詞からできた名詞。)

「耕作」・「育成」...これである程度はイメージできたのではないでしょうか?

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「教養」って、何?(その2)

こんにちは!
この春から星城大学で教員をさせて頂いている岸貴介です。
教養科目の教員として、リハビリテーション学部1年生の必修科目「文化教養ゼミ」などを担当しています。


さて、「教養」って何?(その2)です。
教養って何でしょう?


「教養」...何だかよくわからない言葉ですね。
「たくさんの知識があること」を言っているんでしょうか?

わからない時は辞書で調べてみましょう。
手元の辞書(『広辞苑』第四版)には次のようにあります。


きょう-ようケウヤウ【教養】
①教え育てること。
②(cultureイギリス・フランス;Bildungドイツ)単なる学殖・多識とは異なり、一定の文化理念を体得し、それによって個人が身につけた創造的な理解力や知識。その内容は時代や民族の文化理念の変遷に応じて異なる。「人文主義的―」

いま知りたい答えは多分②の方ですね。
それにしても難しい表現です。
単なる「多識」ではない創造的「知識」って何でしょう?
よくわかりませんね。
煙に巻かれた感じ、モヤモヤ感が残ります...

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「教養」って、何?(その1)

はじめまして!
この春から星城大学で教員をさせて頂いている岸貴介です。


教養科目の教員として、リハビリテーション学部1年生の必修科目「文化教養ゼミ」などを担当しています。
今後ともよろしくお願いします!


ところで、突然ですが、「教養」って何でしょう?
ついでにもう一つ。


学生に何よりも必要なのはリハビリの専門知識と技術のハズなのに、
なぜ「文化教養ゼミ」が「1年生の必修科目」になっているんでしょうか?


順番に見ていきましょう。

(このテーマは、短期集中で「その6」まで続く予定です。)

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認知症の予防と作業療法

こんにちは。作業療法学専攻の竹田徳則です。


日本では認知症の人が増加していることを平成26年1月15日のブログで紹介しました。


今回は、認知症の予防について私が取り組んでいる研究データを示してお伝えします。


長寿高齢社会の日本では、介護が必要な状態になる原因で2番目に多いのが認知症です。

厚生労働省では、認知症にならずに健康な状態を保ち続ける高齢者の増加を目指しています。
では、どのような生活を営めば認知症にならずに健康で過ごせると思いますか。

愛知県知多圏域にお住まいの健康で日常生活の自立した
65歳以上の高齢者13,295人を2003年~2007年の4年間追跡し分析しました。

4年間で認知症を発症した人は、673人でした.

認知症を発症した人とそうでない人を比較した結果、

認知症にならなかった人たちの特徴が分かってきました。

それは以下の11項目です。


①仕事や役割がある

②健診を受診している

③スポーツ的活動(趣味)をしている

④観光的活動(趣味)をしている

⑤誰かを手助けしている

⑥公共交通機関等を使って外出している

⑦買い物ができる

⑧食事の用意ができる

⑨金銭管理ができる

⑩書類が書ける

⑪他人の相談にのっているという人でした。


つまり認知症の予防は、健康な状態にある時期から自立した生活と外出や人との交流、

屋外での趣味を持つことなど生活機能の継続と心理社会面を豊かに保ち続けることが

秘けつのようです。


星城大学作業療法学専攻では、認知症の作業療法について

予防を含めて老年期作業療法学や地域作業療法学演習、

作業療法学特論Ⅱ(認知症)などで学びます。


認知症に興味関心のある人は本学で作業療法士を目指しませんか。

「スポーツ(作業)は、人と人をつなぎ、人を元気にする」

こんにちは、作業療法学専攻の坂井一也です。

10月4日、星城大学グランドで行われた精神障がい者フットサル大会「第2回星城カップ」の
企画、運営を行いました。


愛知県内の精神障がい者フットサルチーム9チーム、学生チーム4、名古屋オーシャンズU-23の
計14チームが参加し、作業療法学専攻学生と教員が運営し、総計約170名が参加しました。

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精神障がい者、スタッフ、学生、教員、そして名古屋オーシャンズが
一緒にプレーしました。

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精神障がい者の方の家族、幼児、また、教員の家族、幼児の参加もあり、
障がいがある方もない方も一緒にスポーツを楽しみました。

スポーツを通して、障がいがある方も学生もスタッフも元気になり、
人とつながり、社会とつながることを実感した1日になりました。


作業療法の「作業」は、人と人をつなぎ、人を元気にします。

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星城大学リハビリテーション学部作業療法学専攻では、
精神障がい者バレーボール、フットサルなどの練習に関わり、
障害者スポーツ大会を応援しています。

2014年度の後期が始まりました!

こんにちは。作業療法学専攻の藤田高史です。
朝晩が涼しくなり、すっかり秋めいてきました。


星城大学では、9月16日から後期のオリエンテーションが始まりました。
1年生から4年生まで後期科目の履修登録をして教科書を購入します。
また、4年生はオリエンテーション終了後に、
卒業アルバムと国家試験願書に使用する写真を撮影します。


ここでは、リハビリテーション学部1年生のオリエンテーションの様子をご紹介します。


写真は1年生の履修登録の様子です。
最初に、「学生相談室からのお知らせ」があり、
その後、「後期オリエンテーションと履修登録」を行いました。


履修登録はパソコンからインターネットを通して登録します。
前期の履修登録の時は操作の仕方が分からず戸惑う学生がみられましたが、
さすがに後期になると慣れている様子が伺えます。

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履修したい選択科目が同じ時間枠で重なっていて、
悩んでいる学生がちらほらと見受けられました。


また、オリエンテーションでは担任の先生から、
講義を受ける際の心構えの話がありました。


せっかく、講義を受けるのですから、興味を持って受けてほしいと思います。
ましてや他人に迷惑をかける行為があってはいけません。
そろそろ1年生も大学生活に慣れてくるころ、
今一度、自分自身の受講態度を振り返るよい機会になったのではないでしょうか。

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履修登録のあとは、後期の解剖学実習を受講するにあたって
不老会講演会」が開かれました。
詳しくは、ニュースでも取り上げていますのでご覧ください。
1年生の皆さんは神妙な面持ちで聞いていました。

fujita2014092403.jpg最後に学生生活部より、ツイッターなどのSNSの危険性についてのDVD上映がありました。


10分ほどの上映でしたが、不用意な投稿記事がどれだけ社会に影響を及ぼし、
自分自身に返ってくるのかが分かりやすく伝わったのではないでしょうか。


ちなみに、このDVDの最後の内容は夢オチ、さらに恋愛の予感!な展開になっていて、
私、学生の興味関心を引きやすい内容にしてあるなぁと感心した次第です。

fujita2014092404.jpgこの後は、教科書販売、そして午後から「普通救命講習」と、
とても内容の濃い1日でした。


1年生のみなさんは、夏休みから大学生活モードに切り替えることができたのではないでしょうか。


9月19日からは、いよいよ通常の講義が始まりました!
年度の後半も初心にかえってがんばってほしいですね。

作業療法の"作業"とは?

こんにちは。作業療法学専攻の大浦智子です。
今日は、作業療法の"作業"について考えてみましょう。


作業療法は、病気や障害がある人や家族が、
「その人らしい」生活を送ることが出来るように、
さらに、多くの人ができるだけ長く健康に過ごせるような
人や環境、仕組みづくりを考えて、支援します。


作業療法の"作業"は、
「その人らしい」活動("作業")を実現することで、
心や体の健康を保つことの理解を助けます。
難しい印象を持った方もいるかもしれませんね。


例えば、みなさんが朝起きてから夜寝るまでに行っていることを
一つずつ挙げてみましょう。
起床、身支度、通学、授業、友達とのおしゃべり、
家族との食事、入浴、読書、部活、家事・・・
一日の中で、いろんなことをしていますね。


次に、それはやりたいことかどうか、やらなければならないことかどうか、
楽しいと感じるのはどんなときか、どんな事をしている時が自分らしいか、
どういった意味があるか、・・・などを整理してみます。


実は、このやり方は、星城大学リハビリテーション学部作業療法学専攻の2年生が、
「基礎作業学」という科目で実際に行っている演習の一部で、
自分の生活特徴や特性を知ることで、"作業"についての理解を深めていきます。


同時に、将来、学生が作業療法士になった時に、
リハビリテーション専門職の一員として
目の前の患者さんにとっての「大切な"作業"」を理解したうえで、
患者さんの生活を支援していくという視点を培います。


"作業"について知りたい・興味を持たれた方には、次の本をお勧めします。

吉川ひろみ:「作業」って何だろう-作業科学入門-. 医歯薬出版株式会社. 2008年

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作業療法の研究で活躍する星城大学卒業生!

こんにちは。作業療法学専攻の林浩之です。


今回は、研究における卒業生との取り組みについて紹介します。
私たち作業療法士の多くは、適切な治療・訓練を提供すること、
課題を解決すること、作業療法の発展に寄与すること、
などを目的に研究を実施しています。


研究を実施するにあたり、多くはチームで取り組みます。
現在研究に取り組んでいる私たちのチームは7名で構成され、
そのうちの3名(1枚目の写真)が星城大学の卒業生であり、
この研究の中核を担う存在となっています。

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私たちは、臨床での疑問を共に考え、
その疑問を解決するための計画を共に立て、
現在、地域在住高齢者と入院患者に協力してもらいながら、
チームで検査・測定を実施しています。


彼らには行動力が備わっており、
チームの中でお互いに助け合いながら研究に取り組んでいます。
これは星城大学在学時に4年間を通して培った
「確かな実践力」「豊かな人間性」「研究的・教育的資質」
星城大学リハビリテーション学部ディプロマポリシー)によるものです。


また、大学卒業後も関係が途絶えず、
立場に関係なく共に研究に取り組むことができるのは、
星城大学の魅力の1つであると思います。

実際に、星城大学作業療法学専攻の全教員が、卒業生と研究に取り組んでいます。

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星城大学では、3年生から研究に関する授業が展開され、
4年生では卒業論文を完成させます。
その間、学生は教員の指導の下3~5人の小規模のゼミで研究を実施し、
疑問や課題を1つずつ解決していきます。
このゼミを通し、学生・教員間の関係性はさらに強くなり、
卒業後に引き継がれます。


星城大学に入学し、
卒業後も同窓生や教員と共に、研究を通して臨床での疑問を解決し、
対象者や患者が、地域でいきいきと生活することに寄与する。
こんな人生を送ってみませんか?

作業療法1年生では、ランチョンミーテングを行っています

こんにちは。作業療法学専攻教員の今井です。


みなさんは、ランチョンミーティングをご存知ですか。
ランチョンミーティングとは、昼食をとりながら話し合い、
議論することをいい、時間の有効活用や情報共有、
相互理解を目的として主に企業を中心に行われています。
最近では、日本の大学でも導入され始めているようです。
 

今年度、作業療法学専攻1年次では、教員と学生、学生同士のコミュニケーションを促し、
お互いの理解を深めるために、このランチョンミーティングを取り入れました。

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上の写真は、実際のランチョンミーティングの様子です。

リラックスした雰囲気のなか、普段の学校生活や趣味、
学習などについて語り合う場となっています。


現代社会は、インターネットの発達や携帯電話の普及により、
世界の様々な人たちや友人といつでも簡単に交流することができます。
それは、素晴らしいことですが、
その反面、お互いを深く理解し合い、
感情を通わせ合うために必要となる、
顔と顔を合わせたコミュニケーションの時間は、
減ってしまったのではないでしょうか。


コミュニケーションには、言葉によるバーバルコミュニケーション
(言語的コミュニケーション)と、
表情・声・仕草・目線などの言葉によらないノンバーバルコミュニケーション
(非言語的コミュニケーション)の二種類があり、
ある研究では、感情などの情報の共有に必要なそれぞれ割合について、
非言語的コミュニケーション93%、言語的コミュニケーション7%といわれています。


同じ専攻に所属しているクラスメイトは、
学校生活や卒業後においてお互いに助け合い、刺激し高め合う特別な仲間です。

大学では、お互いの理解を深めるために必要な場所や時間といった環境を整えることで、
仲間づくりをサポートしたいと考えています。

星城大学は、「豊かな人間性をもつ作業療法士の育成」を目指していきます。

世界の作業療法士事情

こんにちは。作業療法学専攻の古澤麻衣です。


世界作業療法士連盟大会(World Federation of Occupational Therapists;WFOT)
への参加の感動と興奮が冷めやらぬまま,7月に入ってしまいました。
今回は7月2日(水)の冨山先生のブログに引き続き,
国際学会で学んだ世界の作業療法士事情をお伝えします。


私は,学会開催前に行なわれたプレコングレスプログラムの
Education Dayに参加しました。
そこには,各国の作業療法士約200名が集結しました。
午前中は講演と討論が行われ,
午後からは11グループに分かれてセッションを行いました。
私はシンガポールの作業療法士がグループリーダーを務める
「Supervision of Beginning Practitioner Competencies
~OT初心者のコンピテンシーのスーパービジョン~」
をテーマとした小グループセッションに参加しました。

そのセッションには,シンガポール以外に中国,
南アフリカ,日本からの参加者が集まりました。
セッションの内容は各国の新人教育状況を紹介し合うものであり,
各国の作業療法士事情について,学んだことをお伝えします。

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シンガポールの作業療法士は600人と少ないです。
WFOTが発表した2011年のデータによると,
世界の作業療法士数は図のように,
アメリカが1位で10万人を超えており,
日本は2位(2014年に7万人超え),
次いで3位がドイツです。
シンガポールの作業療法士は日本のおよそ100分の1です。
シンガポールでは作業療法士養成校を卒業して1年目は仮免許状態であり,
決められた項目に沿って,
スーパーバイザー(SV)から1日4時間の指導を1年間受けます。
SV1人当たり2人の新人を指導することができ,手当もあるようです。
経験年数と共に指導できる新人を増やすことができるため,
新人指導を専門とし,生計を立てているSVもいるそうです。
もし,日本で作業療法免許を取得し,シンガポールで働きたい場合は,
仮免許状態で2年間の指導を受けます。
シンガポールの語学や文化を学んで,
晴れて作業療法士として活躍できるそうです。

中国では,作業療法士がいないそうです。
リハビリテーションセラピストとして,
理学療法と作業療法を分けることなく働くようです。
南アフリカはシンガポールと同様で,
養成校を卒業して1年間は研修があるそうです。
日本でいう,医者の研修制度のようなものらしいです。

南アフリカの作業療法士は3,651人とまだまだ少なく,
広大な土地に対し,7校しか養成校がありません。
医療も発展していない地方から学びに来て,
卒業後はそれぞれの出身地に帰って作業療法士として働くため,
卒後教育が難しいそうです。


次回,第17回世界作業療法士連盟大会は
4年後に南アフリカで開催されます。
私は、さまざまな国の作業療法士と意見交換ができるように,
語学力を高めて参加したいと思います。

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