2014年10月

理学療法士に求められる「予防」

こんにちは。理学療法学専攻の山田和政です。


我が国は他国に類を見ない長寿国であり、健康寿命も男女ともに世界一です。


健康寿命とは「介護を必要とせず、自立した生活を送ることができる期間」をいいます。


平成22年度の健康日本21の資料によれば、

男性は平均寿命が79.55歳に対して健康寿命は70.42歳で、

女性は平均寿命が86.30歳に対して健康寿命は73.62歳であり、


両者の差である男性9.13年、女性12.68年は
"介護等の手助けが必要となる可能性のある期間"と捉えることができます。


介護が必要となった主たる原因について


平成22年の国民生活基礎調査(厚生労働省)によると、
脳血管疾患が最も多く、次いで認知症、高齢による衰弱、
関節疾患の順になっています。


疾病予防や介護予防をはじめとする健康を維持するための取り組みが、
ますます重要になってきています。


運動を専門とする理学療法士の予防分野での活躍が求められています。

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【歩行能力の維持・向上に向けた歩行機を用いたトレーニング場面】

理学療法学専攻10月の風物詩 -抄読会と卒研プログレスミーティング-

こんにちは.理学療法学専攻の太田進です.


学部3年生は,ゼミの配置も決まり,ゼミ単位で抄読会が始まります.


1名ごとに日本語論文2報と英語論文1報です.
医学論文の構成や英語が共通言語であること,
そのため英語論文からの情報収集をしないといけないこと,

また英語論文を書くことが大切であること,そして研究内容を学習していきます.


論文は,批判的吟味をしていきます.
批判のみであれば,簡単ですが,批判を建設的に述べることができ,
またその改善策を検討することが重要です.

そのような学習を通して,4年生への卒業研究に結び付けていきます.
情報収集をして,自分が明らかにしたいことを,実験や計測を通して考えていきます.
その過程は,臨床で患者さんの治療にあたる時に重要な思考過程となります.


さて,4年生は3年生の時にそのような抄読会を経験しています.

今は,卒業研究のデータ収集の真最中です.
私の研究室でも,プログレスミーティング(進捗報告会)を行いました.
データ収集を丁寧に行うことは重要ですが,
その解釈をしっかりとしていくことが特に重要なことと考えています.

学生たちは,計測したデータをまとめてきましたが,
さてこれからその結果をどのように考えていくかです.

もちろん,仮説があります.
仮説通りになった場合もならなかった場合もそれぞれその理由を考えていきます.


星城大学理学療法学専攻の10月は,
3年生の抄読会,4年生の卒研準備とゼミ単位で進めていきます.
あちこちから,その検討している声が聞こえていきます.


星城大学リハビリテーション学部理学療法学専攻の10月の風物詩のようです.

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太田研究室のprogress meeting風景 2014年10月7日

実践型教育って何? ~学部学生と地域の皆さんと教員と~

こんにちは。理学療法学専攻 林 久恵 です。


9月3日(水)に星城大学で開催した「脳と足の健康チェック2014」の報告
ご覧いただけましたでしょうか?


星城大学では、学部生と教員が連携して毎年 公開行事を開催しています。
この行事はリハビリテーションの視点から、地域の皆様の健康維持に
役立つことを行いたいという主旨で行っているものです。


リハビリテーション学部学生は3年生を中心に会の運営方法を検討し、
ご来場いただいた皆様の身体機能を測定して、
結果に応じた対策をわかりやすく説明します。
この一連の活動から健康推進の在り方を模索し、学内で発表会を行います。


この活動は、「実践型教育」の一部を構成するものでありますが、
「健康推進の在り方」を知るという本来の目的に加えて、
在校生間で「疾病予防」の意義を見直す良い機会になっているように思います。
1度、学生の声ものぞいてみてください


今年は新たな取組として、
「測定結果を見直す会」を10月11日(土)10:00-12:00に予定しています。
これは教員より、当日の測定の意義や全体の結果を見直して、
注意点などを報告させていただくものです。
現在 テキストを作成中で、
テキストを入れる手提げのデザインなども検討中しているところです。


学園祭と同時開催なので、ぜひお出かけください!
10月11日(土)、9:30頃より当日受付を行います。