図書館・各種センター

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図書館長あいさつ

19世紀フランスの文豪フロベールは、Lisez pour vivre(生きるために読め)と述べています。ノルマンディの田舎町で退屈な少年時代を送っていた彼にとって、読書は知的で心躍る人生を味わうことのできる唯一の手段だったのです。

高度に発達した情報機器に囲まれ、いつでもどこでも必要な情報や楽しみを見出すことができる私たちにとって、読書の役割は大いに低下しているように思われます。

大変便利になった日常生活の一方で、私たちの知的生活は劣化しているのではないかとの声がひんぱんに聞かれます。

すべての学問や知的活動はすべからく体系を旨とします。スマホをはじめとする情報機器は私たちにピンポイントの情報を効率的に提供してくれますが、それをとりまく周辺領域の情報には大きなハンディキャップを持っています。ピンポイント情報の寄せ集めでは体系を理解することはできません。

21世紀をより良く学び、より良く生きるためには、デジタル機器で必要な情報を取り出すだけでなく、一覧性の高い昔ながらの読書を習慣として身につけ、情報の周辺領域や体系に配慮しておくことが必要です。

北に中央アルプス、御嶽山、西に鈴鹿山系、伊吹山を展望する本学図書館は、知的で心躍る人生を願う皆さんにすばらしい読書環境を提供しています。

私たちは、経営学、医療関係の専門書に加え、人文書の拡充にも力を注ぎつつ、皆さんの知的生活を日々応援しています。

雨宮 康樹

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