学部・大学院
研究科長挨拶
健康生活を支援するリーダー養成
令和7年版厚生労働省白書では「これからの社会を担う若者に向けて、変化する社会における社会保障と労働施策の重要性」が示されました。特に「健康日本21」として開始された国民健康づくり運動の推進、生活習慣病対策、心の健康支援、医療DXなど、多岐にわたる健康支援施策が提示されています。しかしながら個人でこれらに取り組むにはあまりに大きな課題であり、幅広い知識と熱意を持ってアシストできる指導者が重要であると考えられます。
日常生活を健康で過ごすことを目的とした場合、医学に関する知識はもとより、医療福祉、介護予防、精神健康、福祉用具、生活支援工学などの健康支援に関する専門知識は不可欠となります。一方で個々人が日々生活を営みながらこれらの知識を有することは非常に難しいことです。健康支援に関する総合的な専門知識を有し必要な知識を地域社会に還元できる人材がいれば、より多くの人々の健康的な日常生活の持続が可能となります。本研究科では、健康支援を「中高齢者および障害者の健康生活を保持する活動を支援する術を中心に学び研究する学術領域」と定義し、健康支援に関連する幅広い知識と技術の修得を図り、地域で指導的役割を果たせる人材(高度専門職業人、研究者)の養成を目指します。具体的には、運動器の機能維持と転倒予防、認知機能の維持と社会参加支援、栄養管理と生活習慣病予防、福祉機器の開発と活用、地域包括ケアシステムの構築など、実践的なテーマに取り組むことができます。

研究科長/教授
中谷 直史
本大学院では「疑問・興味」を重視しそれらに対して「解明・探求」を進めることで幅広い知識と技術の修得を行います。加えて専任教員、院生の間で行われるディスカッションを通じて、「つながり・支え合い」のために必要な高いコミュニケーション能力の獲得と深い専門知識を一般の方へわかりやすく伝えることのできる能力を備えたスペシャリストの養成を行っております。修了生は、医療機関、福祉施設、行政機関、研究機関、教育機関など多様な分野で活躍しています。大学院で学ぶことにより「疑問・興味」を解決できる論理思考と、専門知識をわかりやすく発信できる能力を身につけることができます。ぜひ、本研究科の扉を叩いてみてください。