星城大学の学びがわかる
2013.12.06
アドバイザーミーティングでの症例報告会を行いました!
こんにちは、作業療法学専攻の冨山直輝です。
星城大学リハビリテーション学部には、
アドバイザーミーティング制度というものがあります。
これは、1年生から4年生まで各学年5名程度で1つのグループをつくり、
座禅に行ったり、陶芸教室に行ったり、
車いす体験を行ったりとグループで独自の活動を行います。
様々な活動を通して同学年のみではなく他学年との交流、
教員との交流を深めるものです。
私が担当する作業療法学専攻6班では、
先日、症例報告会を行いました。
これは、4年生が臨床実習で経験したことを後輩に伝え、
対象者にとって必要とされる作業療法士になるために、
学内で学んでおくべきポイントなどを同時に伝えることを目的としています。

症例報告会の中で、
1年生は学ばなければいけない事の多さに驚き、
2年生は自分が学んできたことが定着していない事に気づき、
3年生はいよいよ間近に迫った臨床実習に不安と期待を入りまぜながら、
真剣に4年生の発表を聞いていました。
発表する4年生も、
この4年間を振り返り、反省したり、後悔したり・・・(笑)。
作業療法は体の機能や動作を改善することだけではなく、
対象者を対象者の思い通りの生活に導くことが重要です。
知識や技術だけでなく、作業療法士自身の人間性も求められます。
後輩に熱心に説明している4年生を目の当たりにして、
4年生自身も成長していることを感じました。
4年生の1名が発した言葉
「病気や障害を診るのではなく、
その人を診ていくことの重要性を感じた」。
まさに作業療法の心髄だと思います。
すべての学生が、この4年生と同じ思いで対象者と接し、
対象者のことを真剣に考えていけるように、
我々教員も学生と一緒になって日々成長していきたいと思います。
星城大学作業療法学専攻では、
アドバイザーミーティング制度を通じて
「後輩を指導できる作業療法士の育成」にも力を入れています。