池谷裕二 『進化しすぎた脳 ―中高生と語る「大脳生理学」の最前線』 講談社 2007年発行

 大脳生理学者が対談を通して、高校生に脳の進化、心、記憶などを講義する内容である。高校生との対談形式であるため、理解しがたく手に取りにくい印象のある脳について著者は平易に説明しており、理解しやすい。
 脳地図は体が決める、あいまいな記憶が人間にとっては良い、意識の最低条件など、脳や人間の生理や行動を理解することにつながり、興味深い内容が数多く記述されている。
人間の心や体を学ぶ者にとって役立つ1冊である。

(リハビリテーション学部 林浩之)