萬屋京典講師の研究が、第14回日本認知症予防学会学術集会で浦上賞を受賞しました
萬屋京典講師の研究が、第14回日本認知症予防学会学術集会で浦上賞を受賞しました
2025年9月に開催された第14回日本認知症予防学会学術集会にて、本学作業療法学専攻教員の萬屋京典講師が浦上賞を受賞しました。
・学会発表情報
萬屋京典,齊藤千晶,藤井啓介,吹田晋,長安大樹,後呂智成,伊藤篤史,大中卓哉,花岡秀明:認知症高齢者のBPSDに対する家族介護者の援助要請行動および認知症スティグマの関連(2025年10月、東京都、現地開催)
・発表者よりコメント
この度、第14回日本認知症予防学会学術集会にて、ポスター発表を行ってきました。認知症の人やその家族にかかわる活動を通して生まれた臨床疑問を明らかにするために着手した本研究が、本学会の優秀賞である浦上賞を受賞でき、大変光栄に思います。また、今回のことは、私の自信にもつながりました。
本研究は、認知症の人の家族介護者が援助を求める行動(援助要請行動)をとるとき、だれに的確に相談するかという質的側面が非常に重要である可能性を示したというものです。このことを量的に検証した研究は見当たらず、今後の本分野における研究の発展につながると考えています。今後は論文によって広く成果を報告していくことと、縦断的な研究にも取り組み、因果関係を追及していきたいと思います。
本研究に関して、様々なご支援をくださいました、研究協力者の皆様には、心より感謝申し上げます。