越智亮教授の研究論文がPhysical & Occupational Therapy In Geriatricsに掲載されました

越智亮教授の研究論文がPhysical & Occupational Therapy In Geriatricsに掲載されました

 本学リハビリテーション学部理学療法学専攻の越智亮教授らの研究グループの論文「Agility Test and Hip Flexor Rate of Force Development Discriminate Stepping Strategies During Balance Recovery in Community-Dwelling Older Women」がPhysical & Occupational Therapy In Geriatrics誌に掲載されました。

本研究では、地域在住高齢女性における転倒回避動作(脚の踏み出し)に着目し、股関節屈曲筋の爆発性筋力(Rate of Force Development:RFD)や敏捷性、バランステスト等が、転倒リスクの少ない単一ステップで姿勢を回復できる群(Single-stepper:SS)と、転倒に繋がりやすい動作である複数ステップを要する群(Multiple stepper:MS)を識別できるかを検討することを目的に調査を行いました。

その結果、MS群では、股関節屈曲筋の瞬発的筋力が低く、最大RFD到達時間が遅いことに加え、椅子立ち上がりテストやTen Step Test(TST)の成績が低いことが明らかとなりました。
さらに、RFDの指標とTSTを組み合わせたモデルは、91.6%という高い精度で両群を判別できることが示されました。

これらの結果から、股関節屈曲筋の瞬発力および敏捷性、特に素早い足の踏み替え能力が、高齢者の転倒回避戦略の違いを反映する重要な要素である可能性が示唆されました。
本研究は、高齢者の転倒予防における評価指標の有用性を示すものであり、臨床におけるリスク評価や介入戦略の検討に寄与することが期待されます。

研究論文の内容はこちら
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/02703181.2026.2660137#abstract

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