柳澤卓也助教の研究論文がSupportive Care in Cancerに掲載されました
柳澤卓也助教の研究論文がSupportive Care in Cancerに掲載されました
本学リハビリテーション学部の柳澤卓也助教の研究論文「Effectiveness of comprehensive interventions including exercise and exercise-only interventions on postoperative ileus and recovery of intestinal function in patients with colorectal cancer: a systematic review and meta-analysis」が国際誌Supportive Care in Cancerに掲載されました。
大腸癌患者における術後イレウス(腸管麻痺)の発症率と術後腸管機能の回復に対する術前および術後の運動を含む包括的な介入または運動単独の介入効果を検証した先行研究をSystematic reviewし、Meta分析にて定量化した研究となります。
臨床現場では術後イレウスを発症した患者に対して、運動療法を実施する、もしくは運動療法を強化するなどの対応が経験的に行われていることが多いと思われますが、本レビューにおいては術後の運動を含む包括的な介入および運動単独の介入では腸管機能回復を促進する効果は得られても、術後イレウスの発症率を軽減する効果までは得られない可能性が示されました。
一方で術前においては運動単独の介入であっても術後イレウス発症率の減少効果がある可能性が示されました。
本レビューで示された結果は、日常診療で理学療法士が経験的に実施している介入効果を定量化したものであり、術後イレウス発症率減少を目的とした運動介入は術後ではなく術前に実施した方がよい可能性を示唆していると考えられます。
研究論文の内容はこちら
https://doi.org/10.1007/s00520-026-10791-y