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2026.04.06

理学療法士と作業療法士の違いを高校生向けにわかりやすく解説


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「理学療法士と作業療法士って、どう違うの?」
リハビリの仕事に興味を持った高校生が、最初に抱く疑問の一つかもしれません。どちらも"人の回復を支える"医療職ですが、その役割や関わり方は実は大きく異なります。

この記事では、理学療法士(PT)と作業療法士(OT)の違いを、仕事内容・学び方・就職先・向いている人などの観点からわかりやすく整理します。さらに、医療職を目指す高校生やその保護者が「自分に合っているのはどちらなのか?」を見極めるための判断ポイントもご紹介します。

進路は、将来の働き方や生き方に直結する大切な選択です。この記事が、あなたの進路選びの一助となれば幸いです。

1. 理学療法士と作業療法士の基本的な違いとは?

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リハビリの専門職として知られる「理学療法士(PT)」と「作業療法士(OT)」は、どちらも医療・福祉の現場で活躍していますが、その役割や関わる対象には明確な違いがあります。

  • 理学療法士(PT)
    ケガや病気などで身体機能が低下した人に対して、歩行訓練や筋力トレーニングなどの運動療法を行い、基本的な動作の回復を支援します。主に「立つ・歩く・座る」といった身体の動作が対象です。
  • 作業療法士(OT)
    身体だけでなく、心の障害や発達の遅れを抱えた人に対し、日常生活に必要な活動(食事・着替え・買い物など)を通じて、生活の質を高める支援を行います。子どもから高齢者まで、支援対象は幅広いのが特徴です。
比較項目 理学療法士(PT) 作業療法士(OT)
主な目的 基本動作の回復 日常生活動作の回復
対象 身体障害中心 身体・精神・発達障害など幅広い
主な支援方法 運動療法・物理療法 作業活動・日常生活訓練
活躍の場 病院、介護施設、スポーツ現場など 病院、精神科、小児施設、高齢者施設など

このように、「身体機能の回復」か「生活全体の支援」かが大きな違いと言えるでしょう。

2. どんな人に向いている?理学療法士と作業療法士の選び方

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理学療法士(PT)と作業療法士(OT)は、いずれも人の回復や生活を支える専門職ですが、向いているタイプや関心の方向に違いがあります。

理学療法士に向いているのは、身体のしくみや運動機能への関心が強い人です。歩き方や姿勢などを観察し、筋力や関節の動きを分析することが求められるため、論理的思考や観察力が活かされます。スポーツ好きな人や、身体を動かすことが好きな人にも適しています。

一方、作業療法士は、日常生活や心の支援に興味がある人に向いています。着替えや食事などの動作に寄り添いながら、精神的なケアや社会参加の支援を行うため、柔軟な発想力や人の気持ちに寄り添う力が求められます。

どちらの職種にも共通して言えるのは、「人の役に立ちたい」という思いがあることです。
その上で、進路を考える際には「自分が誰を支えたいのか」「どんな現場で働きたいのか」「どんな支援をしたいのか」といった視点を持つことが、後悔のない選択につながります。

3. 進学先とカリキュラムの違い

3-1. 必要な資格と取得ルート

理学療法士と作業療法士は、いずれも国家資格です。取得するには、文部科学省や厚生労働省が認定する大学または専門学校などの養成校で、定められたカリキュラムを修了し、国家試験に合格する必要があります。

大学では4年間、専門知識に加えて一般教養や研究活動も学びます。一方、専門学校では3年間でより実践的・職業直結型の学びが中心となります。どちらを選ぶかは、進路や学び方のスタイルによって異なります。

3-2. カリキュラム・実習内容の違い

理学療法士(PT)は、身体の動作回復を目的に、解剖学・運動学・生理学などの基礎医学に加えて、歩行分析、姿勢評価、運動療法など、身体機能の回復に直結する科目を学びます。実習では、歩行練習や筋力トレーニングの指導など、身体機能を高めるリハビリの現場を経験します。

作業療法士(OT)は、生活動作や社会参加、精神的支援を目的に、日常生活動作(ADL)の評価、作業療法評価、発達障害の理解、精神領域の支援など、生活に密着した科目が多く含まれます。実習では、食事・着替え・家事などの動作支援や、精神科領域、子どもの発達支援など、より生活に近い場面での学びが重視されます。

3-3. 星城大学の支援体制

星城大学では、理学療法学専攻・作業療法学専攻それぞれにおいて、基礎から応用、臨床実習まで段階的に学べるカリキュラムが整えられています。1年次から医療の基礎科目を学び、2年次以降は専門科目や評価演習、3〜4年次には臨床実習を通して実践力を高めていく構成です。

国家試験対策についても、学内模試や教員による個別フォローなどのサポートがあり、学生が計画的に学習を進めやすい環境です。また、実習先との連携による準備や振り返りの支援、模擬面接・履歴書添削といった就職活動へのバックアップ体制も整っており、安心してキャリア形成に臨めます。

4. 就職先とキャリアパスの違い

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理学療法士(PT)と作業療法士(OT)は、どちらも医療・福祉の現場で幅広く活躍できますが、就職先やキャリアの広がりには違いがあります。

理学療法士の主な就職先

  • 総合病院、リハビリテーション病院
  • 整形外科クリニック
  • 介護老人保健施設、デイサービス
  • スポーツ関連施設・チーム

作業療法士の主な就職先

  • 精神科病院、障害者支援施設
  • 小児施設(発達支援センターなど)
  • 高齢者福祉施設、在宅支援
  • 地域包括ケアセンター

理学療法士は、身体機能の回復支援に特化しているため、運動療法を中心とする医療施設やスポーツ分野でのニーズが高くなります。作業療法士は、生活動作や心のケアにも対応するため、精神科や小児・高齢者支援など、対象や分野がより多様です。
どちらも、多様な進路が広がっているからこそ、自分自身の将来像と重ねながら選ぶことが大切です。

5. 進路選びに役立つ情報とサポート体制

理学療法士(PT)と作業療法士(OT)のどちらを目指すか迷ったときは、進路選びのための情報収集がとても重要です。学校の資料やウェブサイトだけでは伝わりにくい現場の雰囲気や学びのリアルを、体感することが進路決定のヒントになります。

  • オープンキャンパス・学校説明会の活用
    実際の授業体験、在学生との対話、教員からの説明を通じて、学校や学科の特徴がよくわかります。複数校を比較することで、違いも見えてきます。
  • 高校の進路指導や保護者との相談
    進学後や就職の現実も踏まえて、客観的な意見をもらうことも大切です。
  • 大学の個別相談や資料請求
    星城大学でも、個別相談会やオンラインでの進路相談を実施しています。学校選びに迷っている段階でも気軽に参加できる機会が用意されています。

こうした機会を活用しながら、自分自身の将来像を少しずつ具体化していくことが、納得のいく進路選びにつながります。

※詳しくはこちら:星城大学受験生応援サイト

リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 学科長 坂井 一也
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